ツバルの環境問題‐渇水危機
日本には、山があり、たくさんの河川が流れています。
ツバルは、一番高い場所で海抜5m。山も川もありません。
赤道に近い国なので、昼は日なたに出れないほど暑いです。
当然、渇水問題が起きます。
フォンガファレ島中心部では、井戸水まで海水が入り込んできています。
豚小屋の掃除くらいにしか、使えません。
1950年あたりから、この現象は始まっています。
水資源は、たまに大量に降る雨水に頼っています。
屋根から、といで雨水を集めて、各戸の雨水タンクに溜めています。
昔は、たいていの民家は草の屋根でしたが、集めた雨水が茶色くなるので、トタン屋根に変わりました。
雨が降らず、雨水が尽きたときは町役場に行き、町役場の大きな雨水タンクから水を買い、
給水車に来てもらって、自宅の雨水タンクに入れてもらいます。
それでも雨が降らない日が続いた時は、町役場で水を買うのにも制限が入り、値段が上がります。
1999~2000年の7ヶ月間、雨がふらず、危機的状況になりました。ツバルは、日本に海水淡水化装置の設置を依頼しました。
2006年にも日本は、前回の装置より小さい物を、もう1つ設置しました。
2つとも現在も稼動しており、フナフティに欠かせない設備です。2機でおよそ100kl淡水化できます。
ただ、完全に塩分を抜くことは出来ないので、飲み水には使えません。
装置に従事する人は、ろ過フィルターの取替え費用が意外と高い。ときどき、水泥棒が出没して困る。とこぼします。
ヤシの実からも、飲料水がとれます。
フナフティでは、家のヤシの木が決まっていて、ヤシの木の持ち主しか、ヤシの実をとれません。
フナフティの人口は、増え続けています。他の島から来た人たちは、ヤシの実がとれません。
では、ヤシの実が取れない人は、どうするかというと、紅茶をいれて、砂糖をたっぷり入れます。


